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当院とマイオブレース小児矯正について
こんにちは、新屋敷津田歯科医院、歯科医師兼エデュケーターの小堀聖子です。
今回は、当院がマイオブレースを使用した小児矯正の取り組みを始めたきっかけについて書きたいと思います。
当院は2016年からMRC社のMyobraceを使用した小児の咬合育成、いわゆる小児矯正を行なっています。
Myobrace治療とは、
乳歯の段階、もしくは前歯が生え変わってくる小学校1年生前後から始める事が可能な、
歯並びが悪くなるのを予防する、歯並びが悪くなる原因を治して歯並びを改善する小児矯正治療です。
これまでは、「永久歯が全て生え揃ってから矯正をする」というのが一般的でした。
前歯が生え変わる小学1年生頃に、親御さんが歯並びを心配して歯科医院に相談しても、
「大人の歯に生え変わったらまた来て下さい」と言われて中学生くらいまで待つのが当たり前でした。
しかし、子供の顎の成長は、待っている間に終わってしまう(!)ため、
矯正を始めるときには、顎を大きくするという選択肢の代わりに、歯を抜いて歯並びを治すしかない、という悲しい結果を泣く泣く受け入れるお子さんが沢山いるというのが現状でした。
その概念を根底から覆したのがこのMyobraceを使用した筋機能矯正です。
かくいう私も、最初にMyobraceの存在を知ったとき、
「従来のブラケットを使わずに、マウスピースと筋機能トレーニングだけで子供達の歯並びが良くなるなんて、そんな上手い話があるのかな?」と懐疑的でした。
ですが、そんな事が本当に可能なら、子供達にとっては大いなる福音だとも感じていました。
半ば疑いながら勉強会に参加した私でしたが、Myobrace治療の魅力に圧倒され、その翌日にはMyobrace治療を始める準備を始めたのです。
当院で早速Myobrace治療を開始して驚いたことは、Myobraceを1日1時間と夜つけて寝るだけで、あれよあれよという間に歯並びが治っていく子供達がいた事でした。
約1年でこの変化!
自分たちが今まで見落としていた、口腔周囲筋の大きな力、顎や歯列に与える影響力を痛感しました。
それ以降、当院はこのMyobraceシステムを使って、数多くの子供達の歯並びを治すお手伝いをしています。
顎を正しく成長させるために必要な事を子供達に教えて実践していくだけで、
子供達が自分たちの力で自分の身体を治していく事が可能なこの治療は、これまでの歯科医主体で歯だけを動かす歯科矯正の考え方を、完全に根底から覆すものです。
もちろん、場合によっては従来の矯正治療の力を必要とするケースもあります。
Myobraceを装着するのみとは言え、ご自宅で献身的に取り組んでいただく必要のある治療は、簡単ではありません。
歯並びを治したい、という本人の意思と、それをサポートしてくださる大人が多ければ多いほど治療は上手く進みます。
ぜひ、クリニック、ご家族一丸でお子さんの健康な歯並びや噛み合わせを作っていきませんか?
当院は、Myobraceを考案されたMyo Research Companyより認定を受けた、Myobrace Member clinicです。
MRCについては上記リンクをクリックしてください。
認定を受けるには、ある一定の治療実績と、繰り返しの知識のアップデートが必要です。
当院では定期的にオーストラリア本社との勉強会に参加し、スタッフのレベル向上に努めています。
当院自慢の優しいエデュケーターの手厚いサポートは患者さんから大変好評いただいています。
何なりとご相談ください。
当院HPでも、小児矯正について詳しく載せています。ぜひご覧ください。
https://www.tsuda-dental.com/child_correction/
お子さんの歯並び,噛み合わせのご相談はいつでも受け付けております。
どうぞ熊本市の新屋敷津田歯科医院にお問い合わせください。
新屋敷津田歯科医院
歯科医師 日本歯周病学会 認定医
日本歯科麻酔学会 認定医
Certified Myobrace®︎ Educator 小堀聖子