ブログ
blog
インビザライン(マウスピース矯正)の治療期間ってどれくらい?
期間をできるだけ短くするポイントとは?
熊本市中央区 新屋敷津田歯科こども歯科歯科衛生士の山下です。
今回も需要がかなり高まっているインビザライン(マウスピース矯正)についてです。
歯並びを綺麗にしたい、歯磨きしやすくしたい、自信を持って笑えるようになりたい、
そんな悩みを持ちながら生活している方はたくさんいらっしゃると思います。
矯正治療となると、期間が長くなったり、痛みに対する不安や、治療中の見た目が気になると言う方も多いと思います。
インビザライン(マウスピース矯正)の治療期間は、症例によって異なりますが、基本的に1年半から3年ほどとなります。
インビザラインはマウスピース1枚で約0.25mm歯を移動させ、複数枚使いながら歯並びを整えていきます。
基本的に歯の移動量によって期間が左右される部分が多いですが、矯正の範囲(部分的か全体なのか)や、病例や年齢などによっても期間に違いがあります。
治療期間が伸びてしまう原因①
マウスピース矯正はマウスピースの装着時間が足りないと矯正期間が延びる原因になります。
1日20時間以上装着する必要があり、またその時間装着していることを想定して予定を組んでいます。
インビザライン(マウスピース)矯正で使うマウスピースは、ワイヤーとは違って付け外しができるため、つい「付け忘れていた!」なんてこともあるかもしれません。
決められた時間に装着できないと、結果的に治療期間が延びてしまう原因になりますので、きちんと装着するようにしましょう。
原因②
決まった時期に受診できていない
インビザラインの治療中は1~2ヶ月に1回通院し、マウスピースの調整などのチェックが必要となります。
そして、診察時には、次回の通院時の歯列の状態を予測しつつ治療を行うため、計画通りに通院することがとても大切です。
原因③
リファインメントが入った
インビザラインでは、治療のゴールをシミュレーションで正確に診断しスタートしていきますが、治療計画通りに歯が動かない場合もあります。より綺麗な歯並びにするため、治療途中で追加のマウスピースを作製する「リファインメント」と呼ばれる方法をとることが有ります。最初に計画した治療間にはリファインメントを考慮した期間が算出されていますが、しっかりと決まった時間のマウスピースの装着や装着方法を守られていても、コンピューターが作成した治療計画と実際の歯の動きが伴わないことがあるのも現状です。実際には多くの患者さまがリファインメントを行なっています。そのため私たちは初めに治療計画の見直しが途中で入る可能性それによる治療期間の延長をお話させて頂いています。
治療前
↓
治療後
インビザライン(マウスピース矯正)を期間内に計画的に終わらせるコツ
①マウスピースを装着する時間を守る
②定期検査を行う
③常に口内を清潔に保つ
食事が終わったら歯磨きだけでなく歯間ブラシなどで隈なく口内をケアすると同時に、マウスピースも洗浄することで常に清潔な口内を保てるよう努力することも大切です。
日本歯周病学会認定歯科衛生士 山下明子