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小児の食事指導
歯科衛生士の河野です。今回は小児の食事についてのお話です。
小児の生活習慣病(肥満や糖尿病、脂質異常など)が指摘される時代、歯科医院における食事指導は重要です。
小児で最も考えられるのは、食物アレルギーです。特定の食品を口にするとアナフィラキシーショックなど重篤な症状を引き起こす場合があります。一般の病院では、これを避けるために食事指導を行います。
「食品」ではなく「食事」指導が大事
歯科では「砂糖」を減らしてください。「〇〇を食べるのをやめてください」と言ってもうまくいきません。現代の食生活は「砂糖」だらけになっています。極端に言えば「砂糖」を減らしなさい、やめてください。は「食事をしないでください」と同じになってしまいます。これを解決するためには「砂糖」ではなく「食事全体」を指導することが大切です。神経質にならなくとも砂糖を減らすことは十分に可能です。
子どものむし歯予防は食生活がすべて
現代の食生活には季節感がなくなったといわれています。おもに季節の野菜が減ったことを指しているようですが、この背景にはお米の消費が減り、パンやハンバーガー、サンドイッチなどの主食が増えたことがあります。それらに使われる野菜は季節にかかわりなく、レタス、トマト、キュウリ、玉ねぎ、キャベツなど同じような野菜です。ごはんに合うのは春野菜の芹やウド、秋野菜の椎茸、里芋、冬野菜の白菜や大根、ごぼうなど季節の野菜です。魚介類なども同じです。主食を抜きにして、副菜を考えることには限界があります。食生活の指導は「主食」から、それが順番です。
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