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子どものむし歯
こんにちは😀歯科助手の松江です!今回のブログでは子供の虫歯についてご紹介したいと思います。
みなさんは子供の歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)の違いについて、はっきりと知っていますか?乳歯と永久歯は、見た目や構成している物質など違いがいくつかあります。まず見た目ですが、大きさや色など比べてみると違う部分がたくさんあります。一般的に乳歯は永久歯と比べると白に近く、永久歯は黄色味を帯びています。また、最も違いがある部分は歯を構成している物質の厚さです。見ただけではどのくらい違うのかよく分かりませんが、乳歯の方が永久歯よりもひとまわりちいさくできているため、比べてみると層は薄くなっています。
歯は表面がエナメル質、その次の層が象牙質というもので構成されています。エナメル質は虫歯菌から歯を守るという役割を持っており、体のなかで1番固い組織です。しかし、乳歯は永久歯と比べてエナメル質が半分ほどの厚さしかありません。そのため、乳歯が虫歯になってしまうと永久歯よりも進行が早く、すぐ神経まで達してしまうという特徴があります。それに加え、お子さんの乳歯は永久歯よりエナメル質が柔らかく虫歯になりやすいという特徴も持っています。そのため、日々のご家庭での口腔内のケアがとても大事になってきます。
虫歯にならないためにご家庭で出来る取り組みとしておやつの時間を決めること、だらだら食べないこと、糖分の少ないおやつを食べること、食後に歯を磨く習慣をつけることの3つがあります。虫歯は糖分を栄養に酸をつくりだし、その酸で歯を溶かす病気です。そのため虫歯の栄養源になる糖分がお口の中に長い時間あると、虫歯のリスクが高まってしまいます。ジュースや飴など糖分の多いものは、口の中に長い時間とどまってしまうので注意が必要です。そのため、おやつはだらだらと食べさせず、決まった時間に食べるようにしましょう。
また、おやつ選びも大切なポイントです。チョコレートやガムのような大量の糖分を含んだおやつは避けることも虫歯予防に効果的です。そして食後やおやつ後は、できるだけ早く歯を磨くようにしましょう。口の中にある食べカスは虫歯菌の大好物なので、少しでも口の中にある時間を減らすことが大切です。外出先で歯磨きが難しい場合は、お茶や水でうがいをさせるだけでも効果的です。
他にも誰かが使っているお箸や食器を共有しないことがあげられます。産まれたばかりの赤ちゃんに虫歯菌はいないため、菌に感染しない限り虫歯になることはありません。なのでまずは感染させないことが重要です。ご家庭で毎日できる仕上げ磨きも予防につながります!
以上のことから小さなお子さんは日々のご家庭での口腔内のケアが大切となってきます。虫歯になってしまうと自分で治すことはできないので、まずは虫歯にならないように予防していきましょう!