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メンテナンスに使用するエアフローについて
みなさんこんにちは。新屋敷津田歯科医院、歯科助手の村上です!今日はメンテナンスを行う際に欠かせない「エアフロー」について書きます。
1.エアフローとは
歯科医院で受けることが出来るクリーニングの際に使用する機械になります。エアフローパウダープラスを使用して歯肉縁上、縁下4mmのバイオフィルムを除去します。
2.ペリオフローとは
歯肉縁下4mm~9mmまでの歯周ポケット内のバイオフィルムを除去します。
3.なぜメンテナンスの際に染め出すのか
メンテナンスに来た際になぜ染め出すのだろうと思う方もいるかと思います。
津田歯科ではメンテナンスに来られる方には必ず染め出しを行います。その理由として、染め出し液でバイオフィルムを可視化します。そうすることで染出されたバイオフィルムと問題のある部位を患者様に説明することが出来ます。バイオフィルムとは細菌などの微生物が作る薄い膜のことを表します。汚れが口の中に長時間溜まることで膜のように出来上がります。バイオフィルムを放置することが虫歯の原因だったり歯肉炎、歯周炎、インプラントを入れてる方はインプラント周囲炎の原因になります。そうならない為にもどこに汚れが残っているのか患者様自身も知っておく必要があります。
また、バイオフィルムを可視化することでターゲットを絞り除去して患者様のモチベーションを高めることが出来ます。可視化しない歯石除去や歯面清掃を行うのとは格段に良い結果が得られます。
バイオフィルムは口腔疾患の主な原因であるためまずは原因を取り除くことから始めます。
4.エアフローの適応
エアフローは小児から成人の方まで幅広く使用することが出来ます。また、歯列矯正している方、歯根露出してる方にも使用することが出来ます。
・小児の方は特に汚れが沢山残っています。エアフローは痛みなども無いため、恐怖心を持たずにすることが出来ます。
・歯列矯正をしている方は虫歯になるリスクが高くなります。虫歯にならないためには矯正装置を清潔に保つ必要があります。歯ブラシだけでは磨ける範囲が限られます。ブラケットをつけている方はブラケットの周りは磨きにくく汚れが溜まりやすい場所です。マウスピース矯正をされている方はアタッチメント周囲に汚れが残りやすいです。そのためエアフローをして汚れを落とすことで矯正装置を清潔に維持することが出来ます。
・歯根露出している方の多くは、象牙質の表面に付着したバイオフィルムや歯石を除去することは非常に困難となります。その理由として知覚過敏になってる方が多いためです。しかしエアフローは歯根露出している方でも使用可能となります。
・インプラント周囲炎の方は、エアフロー、ぺリオフローノズルを使用してインプラント周囲縁上、周囲縁下のバイオフィルムの除去を行います。
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このように幅広くエアフローは使用されます。これを読んでメンテナンスに通ってる方は継続して通ってもらって歯医者に行ってない方はメンテナンスに行かないといけないなと少しでも思っていただけたら嬉しいです!^^