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子どもの歯の生えかわりについて
こんにちは!新屋敷津田歯科医院歯科助手の松江です😊
今回のブログでは子供の歯の生え変わりについてご紹介したいと思います。
みなさんは子供の歯が何歳ぐらいから生え始めて、何歳ごろに生えそろうかご存じですか?
永久歯への生えかわりのスピードは個人差が大きいですが、一般的な目安として、乳歯は2歳半~3歳頃までに全て生えそろうと言われています。その後、5歳半~6歳頃に永久歯への生えかわりがはじまり、12歳頃には全ての乳歯が抜け永久歯へと生え変わります。
乳歯から永久歯への生えかわりの順番として、多くの場合は下の真ん中の前歯から始まります。おおまかな流れとしては下の前歯4本と、上の前歯4本が5歳半から8歳くらいまでの間に抜けて生えかわり、それと並行して、一番奥の乳歯の後ろから、新たに第一大臼歯と呼ばれる歯が生えてきます。この第一大臼歯は永久歯の中で一番大きく、かむ力も強いため、永久歯の歯並びやかみ合わせの基本となるとても大切な歯です。
その後、9歳ぐらいには、前歯と奥歯の間にある犬歯などの歯がつぎつぎと生えかわっていきます。
12~14歳になる頃には、第二大臼歯と呼ばれる前から7番目の歯が生え、上下28本の永久歯が生えそろい、それ以降、人によっては第三大臼歯いわゆる親知らずといわれる8番目の歯が生えてきます。
永久歯は一生使い続ける歯のため、生えてきたらむし歯にならないように、しっかり歯を磨くことが大切です。しかし、生えて2~3年の永久歯は歯質そのものが未熟です。だ液中のカルシウムなどのミネラルが少しずつ歯に入り込んでいくことで、だんだん通常の永久歯の硬さと強さになっていきます。
また、生えたての永久歯の表面は弱く、歯ブラシが届きにくいため、汚れが残りやすい特徴もあります。そのため、永久歯が生え終わったころにはすでにむし歯になっているお子さんも珍しくありません。
生えかわりの時期のメンテナンスはこれから一生使い続ける永久歯を守るためにとても大切です。フッ素入りの歯磨き粉を使って、むし歯になりにくい丈夫な歯を作ることや、仕上げみがきを念入りにすることはむし歯予防のための一つの手です。乳歯の虫歯を放置してしまうとその後に生えてくる永久歯の歯の質や歯並びに悪い影響を及ぼしてしまいます。いずれ永久歯に生え変わる乳歯ですが、生え変わるからと放置せず、しっかり治療するようにしましょう!
もし、乳歯が抜けないまま永久歯が裏側や横から生えてきていたり、すき間に細菌が入って歯茎が腫れていたりする場合は、乳歯を抜くことが必要です。
また、グラグラしているのが気になってお子さんが物事に集中できない、ごはんを食べる時に痛がっている、など日常生活に支障が出る場合は、歯科医院を受診して乳歯を抜いてもらうのも一つの方法です。
お子様のお口の中を見て気になる症状があれば是非ご相談ください!
引用元:ライオン歯科衛生研究所