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第65回春季日本歯周病学会学術大会に参加しました!
こんにちは!
歯科衛生士の岩野です(・U・)
暑い日が続いていますがみなさんどのようにお過ごしでしょうか?
先日暑い中で食べたふわふわの大きなかき氷で夏を感じました🍧
メニューも多く悩みに悩んで選んだのはオーソドックスないちご味😂
とっても美味しくて満足でしたー!
そしてタイトルにもあるように歯周病学会に参加しました。
口腔と全身の健康を操る生態系
ー口腔細菌叢と腸内細菌叢の基礎知識ー
というタイトルの講演をweb配信でみました!
身体は細菌だらけで40兆個もの細菌が住んでいるそうなのですが
細菌の数は大腸に1番多くいると言われ
その次にお口の中に多くいるそうです。
1人のお口の中には平均して250種類程の細菌が生息しています。
そしてその細菌叢は保育環境、食事(砂糖)、口腔衛生によって
20歳代くらいまでに完成します。
親の歯周病菌は混合歯列期に子どもに移りやすいので、
6歳〜12歳ぐらいの時期は特に注意が必要です!
細菌叢の乱れは病気を誘発し、病気は細菌叢に悪影響を及ぼします。
口腔細菌と腸内細菌は密接な関係があるようで、
関節リウマチ・肝硬変・大腸ガンなどの患者さんの腸内細菌には
口腔細菌が多数検出され病気の原因となっている可能性が指摘されています。
そして今日では健康な人でも多数の口腔細菌が腸内に存在することが明らかになってきています。
口腔細菌叢のバランスの崩れで発症する歯周病は
糖尿病・非アルコール性脂肪性肝疾患・動脈硬化性疾患・関節リウマチ
などの発症、進行リスクをも上昇させます。
乱れた口腔細菌叢が腸内細菌叢に悪影響を与えることで全身疾患のリスクが増えてしまいます。
ではその細菌叢はどのように変化させていけばよいのでしょうか。
それは歯周病治療なのです!
歯石とりをすることで歯周病の細菌の比率を減らすことができます。
ここを改善することで唾液中の歯周病の菌も減少させることができます。
そして毎日のブラッシングの質を向上させることも
歯周病治療において最も大切なことなんです!
新屋敷津田歯科医院では
汚れがどこに残っているのか分かりやすいように染め出しを行い、
ブラッシング練習に力を入れています!
(治療よりもブラッシング練習が案外時間がかかる方が多いです😂)
私たち衛生士がどれだけ歯石とりをして細菌の数を減らそうと
毎日の歯磨きが良くないと細菌はまた増えてしまいます。
そして歯磨きが良い状態で歯周病治療を行うとスムーズに治療が進みます。
今までに歯石とりで痛い思いをされた方もいるかもしれません。
しかし歯磨きが上手にできていると、歯ぐきの炎症を抑えることができ
歯石とりも痛みが少なく行うことができます!
ただ、重度の歯周病でポケットが深い場合は麻酔を使って歯石とりを行うこともあります。
お口の中をよりよい状態にするために歯周病治療をしてみませんか?
今週のお花です!
ひまわり、ピンクッション、オンジューム、クルクマ
アマランサス、紫陽花、デンファレ、ユーカリ
モンステラ、ゴッドセフィアナ、ロシアンオリーブ
ルスカス、カークリコ、ドラセナ
みなさんも夏を感じる美味しい食べ物をしっかり食べて
しっかり歯磨きしてくださいね🤗
それではまた来週ですー!