う蝕とは?
こんにちは、歯科医師の小堀です!
昨日、インディアナ大学歯学部保存修復学・公衆衛生学准教授である安藤昌俊先生のう蝕学についての講演会を聴きに福岡まで行ってきました。
とんぼ返りで、福岡の美味しい物にも、熊本駅の美味しい物にもありつけませんでしたが←食べ物ばっかり
最新のう蝕学の知見を頭に入れて帰ってくることが出来ました!
Minimum Intervention(MI)ってご存知ですか?
う蝕の治療は、最小限の介入で済ましましょうねということです。
詳しく説明すると、以下の様なことです。
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『2002年10月にウィーンで行われたFDI(国際歯科連盟)において、この原則に関する声明がなされたことに端を発する。そこでは、(1)口腔内細菌叢の改善、(2)患者教育、(3)エナメル質および象牙質の非う窩性病変の再石灰化、(4)う窩性病変への最小の外科的介入、(5)不良修復物の修理、の5つが採択された。つまり、う蝕原因菌の除去における最小の歯質削除だけでなく、再石灰化の促進、感染予防、患者教育、糖質摂取削減など、う蝕管理おける最小の介入を示す。』
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つまり、歯を残すためにはこういう事を全部考えないといけないよ、ということなんです。
歯は削れば削るだけ悪くなります。
神経を取ってしまえばもう後戻り出来ません。
歯を削らなくて良いようにするには・・・!?
虫歯を作らなければいいんですね。
つまり、患者さんへの情報提供と行動変容が大事になってきます。
そして、虫歯ができた時に、すぐに根こそぎ削っちゃわないこと!
もちろん、その歯ごとに診査診断をした上で可能な場合において、という条件がつきます。
正しい術式、管理を行えば虫歯の進行は抑えられるという事が分かっています。
患者さんの多くは、虫歯がありますと言われると、すぐ削って欲しい!!と思われます。
削る事が最良ではない事を知らないから。
私たち歯科医療従事者は、正しい知識をアップデートして、患者さんにしっかり伝える義務があります。
全てはかけがえのない患者さんの歯を守る為に!!
ますます頑張って行きますよ☆
今週のお花
椿
フリージア
チューリップ
ラナンキュラス
シンビジューム
カーネーション
アルストロメリア
テマリ草
菜の花
お花たちは春っぽくなってきました!
今年は暖冬ですが、あと少し寒い時期が続きます!
体調管理に気を付けてお過ごし下さい☆