無呼吸症候群
皆さんこんにちは、歯科衛生士の柿本です。
今回は意外と気づいていない人が多い、睡眠時無呼吸症候群とゆう病気について紹介しようと思います。
「睡眠時無呼吸症候群」とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気のこと。
電車やバスの事故原因が運転手の睡眠時無呼吸症候群だった、というニュースが記憶にある方もいるはず。
起きている間は当たり前のように呼吸をしていますが、眠っている間に呼吸が止まる症状は、本人には自覚しづらいことに加え、気づかぬうちに身体に相当な負担がかかり、日中の生活に悪影響を及ぼすことにこの病気の怖さがあります。
睡眠時無呼吸症候群チェックリスト
□家族や友人から「いびきが大きい」と指摘されたことがある
□最近かなり体重が増えた。または、肥満ぎみである
□あごが小さい、あごが引っ込んでいる
□鼻がつまりやすい、鼻に病気がある
□気がつくと口で呼吸している
□高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある
□毎晩のようにアルコールを飲むことが多い
□喫煙者である
□夜寝ているのに、日中に眠気がある
□会議室や仕事中に、気付いたら眠り込んでしまったことがある
上記のチェック項目で3つ以上あてはまる場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いと言えるでしょう。
治療方法は、
「睡眠時無呼吸症候群かも?」と思ったら、まずは病院や診療所などの医療機関で診察を受けることをおすすめします。
比較的重症度が軽度で、いびきの音が大きく、断続的である場合は、睡眠時に口の中に「スリープスプリント」と呼ばれる「マウスピース」をはめ込む治療法もあります。
そのメリットは、比較的安価で、負担が少なく長期間使用できること、そして小型なので旅行や出張などに手軽に持ち運べること。いびきだけでなく歯ぎしりの悪習慣も改善されるケースもあります。
ただし、虫歯や歯周病、顎関節症などがある場合は、使用できない場合もあります。専門の歯科医にマウスピースを使用可能と判断してもらった上で、歯並びやあごの形に合わせて特別に作ってもらう必要があります。
睡眠中の無呼吸は本人ではなかなか気づかないものですが、日中に必ず不調として症状が現れます。「十分眠っているはずなのに疲れがとれない」「いつも眠い」とお悩みの人は、身体からのサインを見落とさず、当院でもマウスピースを作成する事は可能なので一度相談してみられることをお勧めします。